二人だけの秘密
澤辺さんと交代でシャワーを浴びて
シャワールームを出ると
部屋の明りはもう薄暗くて
澤辺さんはベッドの中でTVを見ていた。

私はそそくさとベッドに潜り込んだ。

澤辺さんの腕に抱きついて
澤辺さんを見上げた。

どうしたの?
そんな表情をする澤辺さん。

ううん。
私は無言で顔を左右に振った。


澤辺さんの唇が私の唇に触れた。

澤辺さんのキスでいつものように
とろけてしまいそうになる。
キスをされるだけで
カーッと体が熱くなる。

そして澤辺さんに触れられるだけで
私の体は反応してしまって
熱くなった部分からは
ジワジワと溢れ出してくる。

そうなってしまうと
澤辺さんはいつも
耳元で囁くんだ。

興奮しながら
「凄いよ。」
って。

耳元で囁く
澤辺さんの声だけで
感じてしまう。


澤辺さんとひとつになって
澤辺さんの乱れた息遣いに興奮して

私達は果てた。



私は澤辺さんにハマってしまっている。

毎回そう思い知らされる。


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