短編:星夢
夜が来た。
そして朝が来た。
目が覚めると、いつもの朝。
いつものように支度をして
いつものように学校へ行く。
今日こそ、
あのほったらかしの
散らかった教室を
片付けなくちゃいけない。
教室につくと、
机の代わりに散らかった
学園祭の産物が出迎える。
もう数人は
後片付けを始めていた。
私も、その中に混ざる。
不意に、廊下を見た。
背の低い
華奢な女のコと話している
美波の姿が見えた。