短編:星夢
 
ガタンッ。


部屋を出ると、

すぐに河坂クンがいた。



彼は

私の開けたドアを

少し乱暴に閉めて、






開かないよう抑えた。




「河坂クン…?」

突然の状況に、

少し戸惑った。



「美波って、呼んでよ」

鋭くて綺麗な目が

私を見る。



「美、波…」

たどたどしくそう呼ぶと

彼は嬉しそうに笑った。

 
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