モデルの秘密~ダイスキ~
「なっちゃん…
俺、なっちゃんのこと好きだから。
もし良ければ、付き合ってほしい。」
「リィ…」
何となく、わかってたのかもしれない。
それでも、一緒に遊んだ…
楽しかったし、ドキってしちゃった。
でも、それが好きってことなのかわからない…
「ダメ、かな?」
「…ちょっと、時間が欲しいの。
しっかりした答え、出すから。
それまで、待ってくれない?」
「…わかった、急にゴメンね。
待ってるよ。
じゃあ、帰ろっか!」
「うん」
タイミングよく、観覧車が下に来ていて直ぐに降りられた。
気まずくならないように、楽しい雰囲気にしてくれた。
そんなことまで、気を配ってくれるなんて…
リィは、いい人だよ。
しかも、家の近くまで送ってくれたりして。