可愛くない彼女。
わたしは、熱くなったりするのは苦手。
一生懸命とか、必死になるとかかなりバカらしく感じてしまう。
「冷めてるんだろうなあ…。」
いかにもちょっと熱血教師っぽい真理子先生を見て、思わず呟いた。
「…ねえ、いちごちゃん、彼氏とかいる?」
「いや、いませんけど…?」
一体何を聞くんだろう…
そういえば、わたしって恋とか、したことないかも…。
別に必要ないことだったし、恋すらバカらしくて面倒だった。
「そう…。ならうちのクラスの篠原尚輝には気をつけてね;;!」
「あ、はあ…。」
「わたしの弟なんだけど~…これが女癖がスッゴく悪いのよ;;」
一生一緒にいようね♪みたいなのも嫌いだけど、チャラいのはもっと嫌い。
「大丈夫ですよ。そうゆう男大嫌いなんで♪」
こんな話しをしながらわたし達は2-3の教室に向かった。