私とあなたのMemory
放課後、私は教室を飛び出し、中央総合病院へ向かった。
リョウの病室は209号室。
手にはお見舞いのみかん。
ドキドキする。
また、「だれ?」とか言われたらどうしよう・・。
ま、そうなったらちゃんと自己紹介しよう!
私は、無理にでもポジティブになって
ドアをノックした。
〓〓〓〓〓〓
今日、学校に行くと
リョウの事は、大きな噂になっていた。
いったい誰が流したのだろう・・・。
まぁ、どっちみち先生がホームルームで言ったからいいか。
『4組の中谷リョウが記憶喪失だって。』
『まじ!?なんで!?』
『昨日、車にはねられたらしいよ。』
『昨日!?』
『うん。運転してた人、まだ捕まってないんだって。相手の一方的な信号無視らしいよ。』
『え!?じゃぁ、ひき逃げってこと!?』
そんな会話が、いやというほど耳に入ってきた。
〓〓〓〓〓〓
「どうぞ・・」
リョウの声だ。
「失礼します。」
そっとドアを開ける。
そこには、ベッドに座ってるリョウがいた。
私の顔を見るなり、「あっ」っという顔を見せた。
ペコっとお辞儀をすると、
「昨日の・・・」
とつぶやいた。
覚えててくれたんだ。
今、病室には私とリョウの二人だけ・・・。
緊張する・・・。
幼馴染なのに・・・
リョウの病室は209号室。
手にはお見舞いのみかん。
ドキドキする。
また、「だれ?」とか言われたらどうしよう・・。
ま、そうなったらちゃんと自己紹介しよう!
私は、無理にでもポジティブになって
ドアをノックした。
〓〓〓〓〓〓
今日、学校に行くと
リョウの事は、大きな噂になっていた。
いったい誰が流したのだろう・・・。
まぁ、どっちみち先生がホームルームで言ったからいいか。
『4組の中谷リョウが記憶喪失だって。』
『まじ!?なんで!?』
『昨日、車にはねられたらしいよ。』
『昨日!?』
『うん。運転してた人、まだ捕まってないんだって。相手の一方的な信号無視らしいよ。』
『え!?じゃぁ、ひき逃げってこと!?』
そんな会話が、いやというほど耳に入ってきた。
〓〓〓〓〓〓
「どうぞ・・」
リョウの声だ。
「失礼します。」
そっとドアを開ける。
そこには、ベッドに座ってるリョウがいた。
私の顔を見るなり、「あっ」っという顔を見せた。
ペコっとお辞儀をすると、
「昨日の・・・」
とつぶやいた。
覚えててくれたんだ。
今、病室には私とリョウの二人だけ・・・。
緊張する・・・。
幼馴染なのに・・・