私とあなたのMemory
そして、次の日。



もうすぐで、時計の針は
午後の4時を指そうとしている。



来ないかな。


ののか。



昨日は、
なかなか眠れなかった。


考えれば、考えるほど


好きって気持ちが大きくなっていた。



そして、今日は


時間がとても長かった。



時計の針が、遅くて

憎たらしかった。




早く、


早くこの時間になれって思った。




定期診察なんて、どうでもよかった。


先生の話なんて耳に入らなかった。





・・・あと、2分。



ピッタリに来るとは限らないけど。





そう思った時だった。


ガラ。




病室のドアが開いた。



「失礼します。」



この声・・・


オレが待ちわびていた、あいつ。



もう、来ないかもって思ってた。


でも、来てくれた。



ののか。



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