私とあなたのMemory
なんて、考えが頭にこもってる。
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「はぁ。」
帰り道でも、そのことを引きずっていた。
そんな私を、隣を歩くリョウが不思議そうに見つめる。
その視線に気づき、ハっとなる。
「大丈夫か?」
「あ・・・ちょっとボーっとしてた。」
なんでもないよ。
っと、また歩き始める。
そして、また・・・・
タメ息をついていた。
「・・・・ちょっと来い」
って、スタスタと早足で歩くリョウ。
「え・・・?ちょ・・・・待って」
小走りで追いかける。
急にどうしたの!?
「ここで待ってて。」
いきなり止まったリョウは、そう言って
どこかに行ってしまった。
・・・
ポツンと取り残されてしまった私は、
近くのベンチに座った。
どこにいったんだろ?
急にさみしさが込み上げてきた。
はてしない孤独感・・・・。
それを紛らわすように、上を見た。
曇っていて、太陽が見えない空は、
今の私の心を映しているようだった。
それから、しばらく空を眺めていた。
あれから、何時間経ったのだろう・・・・
おかしい・・・・
リョウが帰ってくる気配が全然ない。