私とあなたのMemory
次の日、

学校へ行くと、奈々が私の机の前で話していた。


そそくさと机にカバンを置き、
目の前にいる奈々にどう声をかけようかと考えた。



やっぱ、
「昨日は、ごめん」かなぁ。


でも、まずは
「おはよう。」だよね。


クラスのみんなが見ているのが分かった。


昨日、怒られちゃったからな。


でも、奈々は私を見ようともしなかった。



勇気をだして、声をかけた。


「奈々、おはよう。」


笑顔で・・・・。




でも、奈々は何も言わず教室を出て行った。




昨日の事・・・・・。





「もぉ・・・わかんないよ・・・。」




目から涙が落ちる。




なんで・・・・




恋愛も友情も、一気になくなっちゃうの・・・?




自分がいけないって分かってても・・・・。




もう・・・どうしたらいいかわかんない。



相談する相手もいないし・・・・。



「奈々、あんなに無視しなくてもいいのにね。」


って励ましてくれる友達もいたけど、

あれは、自分が悪いから・・・。



それに、友達は親友とは違う。


話せない事もある。


だからこそ、私はどうしたらいいのか分からなかった。





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