私とあなたのMemory
私はそのまま床に倒れこみ、しばらく動けなかった。



違う。



動かなかった。



殴られた痛みより、あの言葉が私を傷つける。


・・・本当に悪いと思ってるのか不思議だよ!!・・・



悪いと・・・思ってはいたんだけどな。




うじうじしちゃったのは事実。



こんなの、ハタから見たら反省の色ほとんど無しって感じ。



だって、謝ってる事とやってる事が
矛盾しちゃってるんだもん。





あーまただ・・・・。



また、涙出てきちゃった・・・。



泣いても解決しないのに。



泣けばいいってもんじゃないのに。


止めようとしても、止められない。



泣いてばかりいて、なんもできない自分が憎い。



でも、また、涙は出てくる。



どうすれば、いいかなんて・・・・。




私の中でゎ考えが尽きた。






気の強い奈々にいつも、甘えていたのかもしれない。

実際、奈々がいなきゃ私はなにひとつできない、情けない人間だった。





もう・・・・・





どうしようもない。

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