私とあなたのMemory
登校拒否
次の日、私は仮病を使い、学校を休んだ。
金曜日だったから、次の日も休みだ。
最初は、心の整理のための休日と思っていたんだけど
次第に不安がどんどん大きくなっていき、
学校へ行くのが恐くなってきた。
もう、奈々は私を許してはくれない。
そんな気持ちで、私はずっと悩み続けた。
それくらいで、学校を行かなくなるなんて
昔の私では、思いもしなかっただろう。
でも、今そうなっている。
月曜日。
母に、「学校に行きたくない」と告げ、
自分のベッドに戻った。
すぐに、母はやってきて
「なんで?どうしたの?」
と聞いてくる。
「奈々に冷たくされたから。」
なんて、言えるハズがない。
悪いのは私なんだし、これ以上奈々に迷惑はかけられない。
「なんでもないの」
っと、小さな声で答える。
「なんでもなくないでしょ!!」
心配してくれる母に、心が痛む。
ごめんね・・・
泣きそうになって、布団の中にくるまった。
すると、母は「わかったわ」と言って、部屋を出ていった。
ごめん・・・お母さん。
後日、私は母に連れられ、
駅の近くのカウンセリング教室に行った。
いろんな悩みを聞いてくれる所。
先生は、30くらいの女の人。
まず、
「はじめまして。」
とあいさつ。
緊張していた私も、少し気が楽になるような
やさしい声だった。
次に、
「お名前は?」
そして、
「私は、さゆり。花が咲くの「咲」に、花の「百合」で咲百合よ。」
自分の名前もちゃんと名乗る。
私は、この人をしばらく観察していた。
どうせ、
「学校にいきなよ」的な事言ってくるに決まってる。
この人達だって、お金のためにやっているのだから。
金曜日だったから、次の日も休みだ。
最初は、心の整理のための休日と思っていたんだけど
次第に不安がどんどん大きくなっていき、
学校へ行くのが恐くなってきた。
もう、奈々は私を許してはくれない。
そんな気持ちで、私はずっと悩み続けた。
それくらいで、学校を行かなくなるなんて
昔の私では、思いもしなかっただろう。
でも、今そうなっている。
月曜日。
母に、「学校に行きたくない」と告げ、
自分のベッドに戻った。
すぐに、母はやってきて
「なんで?どうしたの?」
と聞いてくる。
「奈々に冷たくされたから。」
なんて、言えるハズがない。
悪いのは私なんだし、これ以上奈々に迷惑はかけられない。
「なんでもないの」
っと、小さな声で答える。
「なんでもなくないでしょ!!」
心配してくれる母に、心が痛む。
ごめんね・・・
泣きそうになって、布団の中にくるまった。
すると、母は「わかったわ」と言って、部屋を出ていった。
ごめん・・・お母さん。
後日、私は母に連れられ、
駅の近くのカウンセリング教室に行った。
いろんな悩みを聞いてくれる所。
先生は、30くらいの女の人。
まず、
「はじめまして。」
とあいさつ。
緊張していた私も、少し気が楽になるような
やさしい声だった。
次に、
「お名前は?」
そして、
「私は、さゆり。花が咲くの「咲」に、花の「百合」で咲百合よ。」
自分の名前もちゃんと名乗る。
私は、この人をしばらく観察していた。
どうせ、
「学校にいきなよ」的な事言ってくるに決まってる。
この人達だって、お金のためにやっているのだから。