私とあなたのMemory
「うん。訳にたてたならよかった。」



咲百合も表情が明るい。



それにしても、この人はいったい誰なんだろう?


というか、不思議な人だったな。



第一印象から、その言葉につきる。



性格が急変してからはなおさらだ。


なにもの!?



まぁ、いいか。



それより、奈々に早く会って伝えたい。




・・・・「私は生まれ変わる」・・・




「これから奈々に会ってくる。」



咲百合は、止めもせず

いってらっしゃい。


そう言って、手を振った。



私は、ドアを勢いよく開けて
走った。



奈々の家に向かって。





今4時だから、多分帰ってきてるだろう。



玄関前、ひとつ深く深呼吸をしてインターホンを押した。



「はい。」


すぐに、声が帰ってきた。



「奈々?」


「・・・・」



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