私とあなたのMemory
「リョウが!!事故で意識がないの!!」
その瞬間、
大きな風が私にぶつかった。
まるで、
悪いことを予感させるかのように・・・
そのあとのことは、あまり覚えていない。
気がつくと、病院に着いていた。
カウンターの看護婦さんに、
「リョウ・・・・中谷リョウは・・・・今どこにいるんですか!教えて下さい!!」
と怒鳴っていた。
冷静でいられる状況じゃなかった・・・・。
リョウ・・・・・お願いだから・・・・
無事でいて。
神様・・・・・
どうか・・・・命を・・・・
リョウがいなくなったら・・・
私は・・・どうなっちゃうの・・・・?
今までのリョウとの思いでが巡る。
いつも一緒だったじゃん!!
まだ、可能性はある・・・・!!
こんなことでいなくなるなんて・・・・
そんなの絶対にありえない。
混乱して、ウロウロとしている私の肩に
手が乗った。