私とあなたのMemory

「リョウが!!事故で意識がないの!!」



その瞬間、
大きな風が私にぶつかった。



まるで、

悪いことを予感させるかのように・・・





そのあとのことは、あまり覚えていない。

気がつくと、病院に着いていた。



カウンターの看護婦さんに、


「リョウ・・・・中谷リョウは・・・・今どこにいるんですか!教えて下さい!!」


と怒鳴っていた。



冷静でいられる状況じゃなかった・・・・。





リョウ・・・・・お願いだから・・・・












無事でいて。







神様・・・・・






どうか・・・・命を・・・・





リョウがいなくなったら・・・

私は・・・どうなっちゃうの・・・・?











今までのリョウとの思いでが巡る。





いつも一緒だったじゃん!!



まだ、可能性はある・・・・!!





こんなことでいなくなるなんて・・・・


そんなの絶対にありえない。






混乱して、ウロウロとしている私の肩に
手が乗った。
< 5 / 94 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop