私とあなたのMemory
え・・・?
リョウ?
こんな日に・・・。
ハイと、受話器を渡すと、母は部屋から出て行った。
受話器を耳にあてず、その場で固まった。
ただ今の状況が理解できない。
今まで連絡が一切なかったのに、
いきなり電話がかかってきた。
突然消えた。
と、思っていたら北海道にいて、
それでも、彼から電話がきた事はなく、
こっちからもかけていなかった。
なのに、こんな急にかけてきて。
「おーい。ののか?」
受話器の向こうで声が聞こえる。
こんなリョウに、怒りが見えたハズなのに・・・・。
声を聞いたとたんそれは、泡にもならず、一瞬にして消えた。
久しぶりに聞く声。
私は、そっと受話器を耳にあてた。
「も、もしもし。」
胸のドキドキという音が、受話器の向こうにも聞こえそうなくらい
大きかった。
「あ、出た。」
マイペースになったのか?
向こうは、あんまり嬉しそうでもない。
私は、とても嬉しかったのに。
また、気持ちが交差してしまう。
自然に私のテンションも下がる。
「うん。」
「なんだよ、元気ないな。」
いや、下げたのあんただし。
無責任な態度のリョウに、私は少しイラっときた。
リョウ?
こんな日に・・・。
ハイと、受話器を渡すと、母は部屋から出て行った。
受話器を耳にあてず、その場で固まった。
ただ今の状況が理解できない。
今まで連絡が一切なかったのに、
いきなり電話がかかってきた。
突然消えた。
と、思っていたら北海道にいて、
それでも、彼から電話がきた事はなく、
こっちからもかけていなかった。
なのに、こんな急にかけてきて。
「おーい。ののか?」
受話器の向こうで声が聞こえる。
こんなリョウに、怒りが見えたハズなのに・・・・。
声を聞いたとたんそれは、泡にもならず、一瞬にして消えた。
久しぶりに聞く声。
私は、そっと受話器を耳にあてた。
「も、もしもし。」
胸のドキドキという音が、受話器の向こうにも聞こえそうなくらい
大きかった。
「あ、出た。」
マイペースになったのか?
向こうは、あんまり嬉しそうでもない。
私は、とても嬉しかったのに。
また、気持ちが交差してしまう。
自然に私のテンションも下がる。
「うん。」
「なんだよ、元気ないな。」
いや、下げたのあんただし。
無責任な態度のリョウに、私は少しイラっときた。