私とあなたのMemory

俺は、いわゆる不良っていう奴で、
夜遊びをしては、悪さして。

警察のおっちゃんも、顔みしり。

ツレとたむろって、ケンカしてる。


親は、俺のこんな姿を見てみぬふり。

だから、やりたい放題。

でも、俺は決めてる。
酒とタバコは２０になんなきゃ飲まねぇし吸わねぇ。


ガンになるって言うじゃん？

普段危なっかしいことしてっけど、
死にたくわねーな。


謝る？それぐらいできるし。
あんまみくびんな。

不良だから、許してもらおうなんて思ってもいないし、
注意されれば素直に謝る。


俺が一番傷づくのは、怖がってみんな近寄らなくなっちゃう事。

別に、嫌いじゃねーし。

俺みんな好きだし。

一匹狼とか、勘違いしないでほしい。


まぁ、今はそれ置いといて。

このメンドクサイ先輩相手にしなきゃ。

今日、日曜なんだから寝かせてくれよ。


パンチを軽くよけて、カウンター。

後ろに回るなんて卑怯だな。
そう思った。

残り２人。

メンドイな。

「うらぁ。」

なんて、声出して。
バカじゃねーの？

マンガ＆映画の見すぎだっつの。

「うらぁ。」とか、そんなに気合い入れなくてもいいし。

「おらぁ」「うらぁ」なんてホントのケンカじゃ言わねぇし。


本当のケンカならみんな無言。

ただ、殴る鈍い音が聞こえるだけ。

あ、たまに

「いってーな。」

って言う奴いるけど。


俺は、２人の頭を掴んでお互いにぶつける。

２人はうめき、倒れた。


「ここで寝るな。邪魔になる。」


コレ、俺の決めゼリフ。
かっこいいだろ？


じゃー俺も寝るかな。

今度は、ちゃんと鍵閉めて。