私とあなたのMemory
そして、高2になった春。


オレは玲に告った。


返事はOK。

はねるように喜んだ。


毎日、家に行ったり来たり。

本当に幸せだった。



しかし、その幸せもつかの間。



事件がオレ達を襲った。




いつもどおり、オレが玲の家にいった時だった。


いくら、インターホンを押しても、
玲が出てくる気配がない。



心配になって携帯を手に取り、電話をかけた。


「・・・はい。」


携帯のスピーカーから聞こえてきたのは、小さな声。


「どうかしたの?」

少し不安が和らいだ。

事故か、怪我かとオレの頭の中は
いやな予感をしていたから。

「あ、ごめん。」

「インター押したのに出てこないからどうしたのかと思った。」







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