私とあなたのMemory
うそだろ?


子供って・・・。

オレまだ高2だし、
金なんか全然ないし

働くのも、高校中退じゃ高い給料の所は雇ってくれないだろ。


どうする・・・。





無責任だった。


どうすることもできない。

しかも、なんでできちゃったんだ??



間違って入り込んだのか?


それか・・・もしかして・・・。









次の日、オレは玲の家に再び訪れた。


「どうぞ。」

昨日よりかは顔色がいい。




「いや、ここでいいよ。」



玲の招きをあえてさえぎった。


「あのさ、」


聞け!!聞くんだ!!


「その子供、」

オレは正直聞きたくなかった。


「本当に、」


でも、本当はそうであってほしいと願っていた。


「オレとお前の子?」


高校生のオレに、玲を幸せにする力はないから。


「お前、他の男と子供作ったんじゃねぇのか?」


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