私とあなたのMemory
そのせいで、家に着いたのは夜の10時。


母親にさんざん怒られて、ふてくされた私は
部屋に閉じこもった。



「コレも全部黒木のせいだ。」



布団がいつもより心地よい。


深い眠りにつく。




その時、携帯電話が鳴った。



画面に映るその名前は・・・・






「中谷 リョウ」





珍しい。


というか、初めてじゃないか?


私の心は、一瞬にして明るくなった。




「はい。」



すぐさま、携帯を開き受話器ボタンを押す。



「ののか!?」


向こうからは、息切れのするリョウの声。



「うん。どうしたの?」



「お・・・・た。」




おた?




「思いだした。」



思い出した??




「俺、全部思い出したよ!!」




!!
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