私とあなたのMemory
沈黙が続く。



なんで、黙ってるの??



早く、謝ってよ。


「え?何なに??なんで?」



リョウの方は、全く状況がつかめていない。



仕方なく、私がいちから全部説明した。



その間、黒木が顔をあげることはなかった。



「・・・・っていうことなの。」




私の話を聞いて、リョウは黙りこんだ。



ショックか・・・・。




「ごめん・・・。ホントにごめん。」



黒木が、深く礼をした。



その姿をじっと見つめるリョウ。



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