君が必要とする限り


だって私は、
浩樹に拾われたから。


“事件”が起きた日に。
道もわからぬまま歩き続けた私を、チンピラから助けてくれたのは浩樹だった。


そんな浩樹はお金持ちで、
今の住んでるマンションの家賃も浩樹が払ってくれてる。


浩樹に出会った、
初体験を捧げたあの日から、


私はこの人から『離れられない』。
…そう感じてた。





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