童顔教師の甘い誘い
「なに。キモいんだけど」
「ソースついてますよー♪」
「えっ、嘘!」
「ほーんと♪ここ、ほらっ。」
湊は指であたしのほっぺに付いてるソースをとった。
「ホントだ。いつもの癖の悪い悪戯かと思った。」
「んふふっ。ほっぺにつけるなんて可愛いところもあるんですねー♪」
そう言いながら指に付いたソースをぺロッと舐めた。
「うっさい、馬鹿湊。」
「照れもしないんですねー。」
「なんで照れないといけないの。」
そんな事を言いながら不覚にも内心どきっとしていた。
「ふーん。........ごちそうさまっ!!」
「はやっ。」
「おいしかったですよー。」
「そりゃどーも。」
「また作ってくださいね。」
「作んないって。」
「減点。」
「湊なんか『I can fly!』って言いながら屋上から飛び立ってしまえっ!」
「どこのアホですか。」
「ここにいる湊って奴。」