童顔教師の甘い誘い
「ねぇ、」


「はい?」


「本当に海行ってる?」


「行ってないですよ。俺、海嫌いですもん。」


「じゃぁ何で言ったのよ!」


「いや、定番かなーって。」


「それは夏だけだと思うが.....。」


「はい、着きました。」


「え?どこ?ここ。」


「普通の街。」


「あ、本当だ。湊の事だからツ●ヤとか行くかと思った。」


「それも考えましたけど。」


「考えたんかい。」


「とりあえず、ブラブラしましょ。」


「うん......。」


それから買い物して、お茶して......と、怖いくらい普通のデートだった。



「どうかしました?」


「いや、なんか......普通のデートだなーと思って。」


「なにか不満でも?」


「別に?」


「ラブホとか行きたいの?」


「へ?」


そう言うと湊はまたあたしの腕を掴んで駐車場まで連れて行った。









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