いちごキャラメル





先生に



早退を知らせる暇もないまま



すぐに家に帰ってきた。








「ふぅ…」



やっと



絆創膏を貼り終えた。



ふと窓の外を見ると



綺麗なひまわりが



太陽に向かって



元気に咲いていた。



「昔のぁたしって感じ」



独り言を呟いてみる。




本当に



昔のぁたしは輝いてたなぁ。




思い出すだけ無駄だけど



今の自分が嫌で



昔に戻りたかった。






そしたら…


理帆と笑い合えたんだろうか。



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