いちごキャラメル
あれから
もう1週間も経っちゃった。
侑貴クン、心配してないかな?
まったく前に進めない。
あのメールだって送れない。
今だってそうだ。
目の前で笑う理帆を
無視してみんなから目線を外す。
逃げてるんだろうな。
立ち向かえばいいのに。
目の前の扉を開ければいいのに。
鍵はもう、手の中にあるんだから。
「ねぇ、理帆?」
心の中でうずいてた想いが
突然ぁたしの脳に指令を送った。
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