いちごキャラメル
「それで、侑貴クンに秘密にしてって
言われてて…ごめん。言えなかった」
やっとぁたしの長い話が終わった。
休み時間は残りわずか。
「そっか…しょうがないのかな?」
「うん。でも言えてよかった」
理帆の涙はひいていて
ぁたしは安心した。
「燐…疑ってごめん」
深く礼をする理帆。
クラスのみんなの視線がぁたしに集まる。
「ぁ、ぁたしこそ…これからは
秘密は作らないから」
「うん!」
その笑顔は、女のぁたしも
目がハートになるほどの
可愛さだった―――