いちごキャラメル




 ぁたしってね、




 いぢめられてた時も休んだことないの。




 それは…理帆がいたからかな。




「はぁー」




 その理帆が―――




 あぁ、考えるとまた頭痛くなる。




 ぁたしは、冷蔵庫の中から




 お茶を取り出し、いきおいよく




 飲みだした。



 静かな部屋に、喉のゴクリという音が




 響き渡る。



 そしてまた、悲しくなる。



 いつも一人の自分が。




  裏切られやすい自分が。




 嫌い。



   この世界に…ぁたし必要ある?




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