いちごキャラメル



 「死にたいんだもん」




 「なんで?」




 「それは…」




 




 「ぁたしはこの世界に必要ないから」




 「それ、本当にそう思ってる?」



 「本当にそうなの?」



 侑貴クンは、ぁたしに2つ続けて




 質問をした。



 「………」



 
 どっちにも答えられないぁたし。





 「自分でも分かんないんじゃん」



 
  ふぅーとため息をついて




 ぁたしの顔をしゃがんで覗き込む。



 
 「燐は、俺に必要だ」




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