いちごキャラメル
「夢?」
侑貴クンがコーヒー片手にぁたしを見た。
今、ぁたしは自分の家で
侑貴クンとくつろいでる。
ドラマの収録が終わって
すぐ来た侑貴クンは…
帽子を深くかぶってマスクをしていた。
芸能人って本当にこんな格好
してるんだね…って思っちゃった。
―話、戻すね。
「そう、夢」
また、侑貴クンは驚いた顔をする。
「侑貴クンは、芸能人じゃなかったら
なにになりたかったの?」
ぁたしは、この前のことがあってからは
やっと、侑貴クンにタメ口できるようになった。
距離が縮まったんだよ。