いちごキャラメル
「なんだろ?サッカー選手?」
「サッカー…好きなの?」
「うん、好き。でも…」
でも…?なんだろ?
「まぁ…いいや」
「え?何?教えてよ」
「いいじゃん。今度で」
そう言った侑貴クンの顔が
一瞬暗くなった気がした。
だから、
それ以上追求できなかったんだ。
「燐は?夢ないの?」
「…うん。」
「何でもいいんじゃない?
夢って自分で決めるものだし、
ゆっくり見つけていけば」
「だよね、よかった」
侑貴クンの言葉にすごく安心できる
ぁたしがいる。
ゆっくり…
見つけていけばいいんだよね?