天使が舞い降りた。

「…?」

飛び出してきた俺に驚いて振り返る凛。

俺は凛の腕を掴んで、そのまま身体を引き寄せた。


「…!?」




初めて触れた凛の温もり。

俺は彼女の体をギュッと包み込んだ。



「潤一さん?」
 
驚いた様子の凛。

「俊介とは別れたほうがいい」

「…!」

「きっとまた傷つく。凛ちゃんも、あいつも。俺はそんな姿もう見たくないんだよ!」


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