天使が舞い降りた。

「潤一さん、離し…」

 
凜の戸惑った声。

だけど俺はもう歯止めが利かない。

溢れ出す想い。

ここで言わなきゃ俺は一生後悔する、そう思った。


「どうしても頭から離れないんだよ」
 
そう言って、俺は凛を抱きしめる力を少しだけ緩める。

「凛ちゃんのことが…」

 
驚いた表情の凛。

視線が交わって数秒の時間が流れる。

俺はその唇を強引に奪ったー。





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