天使が舞い降りた。


今日だけじゃない。

PV撮影の合間に楽しそうに話すあの2人の姿を見て、言いようのないイライラ感に襲われた。


どうしてだろう? 

俺には美紀という最愛の人がいるじゃないか。

しかも相手はまだ未成年の女子高生。

…有り得ない。




俺はふと、凛を初めて見たオーディションの瞬間を思い出した。
 
あの時 感じた不思議なときめき。

天使が舞い降りたような、時が止まったような衝撃ー。


< 37 / 195 >

この作品をシェア

pagetop