天使が舞い降りた。
「だよね。何かオーラ出てたよね! リーダー、その子でいいじゃん?」
「…じゃあ」
そんな感じで決まってしまったPVの主演。
俺たち3人は改めて凛と顔合わせをすることになった。
「…嬉しい、夢みたいです!」
凜は涙ぐみそうになりつつも、笑顔を見せた。
「よろしくね、凛ちゃん!」
いつもながらの軽いテンションで彼女に話しかける俊介。
…こういうトコロ、すげー羨ましい。
どっちかというとクールな俺は、微妙な笑顔で彼女と握手する。
「…よろしく」