夜の公園で君に会う
「やっちまった…」

よくよく考えればわかることだ

ここは公園で、しかも管理の悪いロッジまである。つまり…

「ホームレスの存在、忘れてた…」

公園のベンチに腰を下ろし、他に行けそうな場所を考えてみるが残念ながら思いつかない

「ねえ、君一人?俺たちと遊ばない?」

「は?」

誰だよ、こいつら

ニヤニヤニヤニヤ気持ち悪い

「だからさ、俺たちと遊ぼうよ」

「興味ない」

「そんなこと言わずにさ

遊ぼうよ」

男の手が肩に乗る

汚い汚い汚い汚い

キタナイ

「触るな!!」

思い切りその手を払いのける

「痛ってー!てめぇ、調子に乗るんじゃねぇ!」

「煩い!!汚らしい手で僕に触るな!!」

「なんだと!!」

あっという間に囲まれる

喧嘩には自信があるけど、この人数は辛い

1、2、3…6人か

「素直に遊んでくれればいいんだぜ~」

「だから言ってんでしょ

興味ないって」

思い切り睨みながら言うと、男達はジリジリと後退る

小心者達の集まりか…

「くだらない。これ以上僕に関るな」

「てめぇ!!調子に乗るんじゃねぇ!!」

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