カミサン伝説20「ハッピー編」
像を売っていた男は空を指さした。
「うーん?何だ?あっ!」
「雲がー」
「1,2,3,4,5,6,7...」
「0が7つですね」
「あー、50,000,000だな!」
「さっきまでは、
たしかに、50,000だったんだよ。
久しぶりにそこまで安い数字になったのに、
あんたたらのせいで...」
像を売っていた男はあきらめたように呟く。
「そう見えるだけじゃないのか?」
「もーう、あんたは疫病神だから、
どこっかに行ってくれよ」
「八つ当たりかよ!」
「もういい!俺が帰るよ」
像を売っていた男は
そう言って大事そうに像を汚らしい鞄に入れ、
座っていたシートをしまうとどこかへ行ってしまった。
「何だよ、あの野郎!」
「あんたたち、バカだな!
5万であの像が手に入ったのに」
後から来た男は苦笑いしながら、
そう言った。
「うーん?何だ?あっ!」
「雲がー」
「1,2,3,4,5,6,7...」
「0が7つですね」
「あー、50,000,000だな!」
「さっきまでは、
たしかに、50,000だったんだよ。
久しぶりにそこまで安い数字になったのに、
あんたたらのせいで...」
像を売っていた男はあきらめたように呟く。
「そう見えるだけじゃないのか?」
「もーう、あんたは疫病神だから、
どこっかに行ってくれよ」
「八つ当たりかよ!」
「もういい!俺が帰るよ」
像を売っていた男は
そう言って大事そうに像を汚らしい鞄に入れ、
座っていたシートをしまうとどこかへ行ってしまった。
「何だよ、あの野郎!」
「あんたたち、バカだな!
5万であの像が手に入ったのに」
後から来た男は苦笑いしながら、
そう言った。