そばにいて






「消え……た……。」





沖田さんが
信じられないと目を見開いた。





「彼は一体、何者なんだ―――?」





―――………ザッ



「総司、玲奈さん、優奈くん!!
大丈夫かっ!!!」




近藤と土方が慌てて現れた。





そして、二人とも玲奈を見つける。





「……高山…さん……。」




「嘘……だ……ろ……。」





二人はただ、呆然としていた。





(お母さん………。)





優奈もただ、
今は見る影もない母を見つめた。





死んだ

死んだ

死んだんだよ。




もう二度と………






お母さんには会えない―――







「いやあぁあぁあぁぁーーっ!!!!!!」






優奈は叫ぶと、




意識を手放した――――









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