続・シンデレラLOVERS ~AFTER三ヶ月目のジンクス~

一瞬の出来事で呆けてるわたしにそのまんま善雅くんの長い指が伸びて、



「次誘ったら襲うから」


「えっ!!」



ムギュッと鼻先を摘んだ善雅くんがニヤリと不敵な笑みを浮かべた。



そ、それってもしかして……。



想像しただけで顔から火が出そうなくらい頬が真っ赤になる。

そんなこと言われたら……また熱が上がりそうだよ。



掛け布団で真っ赤になった顔を隠すわたしの手にそっと触れ、



「……軽い気持ちとかで言ったんじゃねぇから」



ちらっと視線を向ければ、いつの間にか善雅くんの表情は真剣なものに変わっていて。



「気持ちが繋がってる奴と体も繋がったら多分……もっと気持ち良くて、もっと好きになれると思うから」


「……善雅くん」



そして、付き合ってみてわかったこと。



善雅くんってホントは全然、俺様なんかじゃないんだよね。



不器用で照れ屋で……。


口ベタな癖に一生懸命言葉を紡いで、わたしへの想いを伝えてくれる。






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