続・シンデレラLOVERS ~AFTER三ヶ月目のジンクス~
コクコクッと小さく喉を鳴らした後、
「うん、美味しい!」
上目に見上げた顔に思わずドキッてなった。
飲んでたジュースが唇を濡らしてて……なんかそそられる。
「へぇ。どれ?」
新しいジュースの味も気になるけど今はそれ以上に……。
「えっ、んっ……」
今は日菜琉の唇が気になって仕方なかった。
チュッと小さな唇にキスを落として終わり……のつもりだったのに。
「っ……!?」
新しいジュースのせいか、はたまたさっきの夢のせいか。
思わず舌を薄く開いた日菜琉の唇に押し当ててしまった。
抱き寄せてた体がキュッと強張る。
……ヤベッ。
つい勢いづいてディープキスまがいなコトやっちまった。
日菜琉に了解も無しにこんなことしたらダメだって、自分の理性が訴えてんのに。
林檎とマンゴーのフレーバーがふわっと日菜琉の吐息に混じって伝わった瞬間、胸の高鳴りがグンッと跳ね上がった。
早く止めねぇと……これ以上やったら絶対歯止めが効かなくなる!