続・シンデレラLOVERS ~AFTER三ヶ月目のジンクス~
相沢の吐き捨てるような台詞にカチンときて思わず声を荒げた。
いくら俺の過去の行いが悪いからって、俺と日菜琉の付き合い方まで規制される謂れはない筈だ。
なんて強気だった俺に、
「ウチは合意の上だから問題無いのよ! アンタが一方的に打ち噛ましたから怒ってるの!」
「う……」
もっと強気な相沢に正論をガツンと言われて、それ以上完全に何も言えなくなってしまった。
ますます情けないな、俺。
「……芹華落ち着けって。付き合って半年近くキスまでで善雅なりに抑えてきたワケだしさ」
同じ男として珍しく紘也が俺の肩を持ってくれる。
彼氏に言われたからなのか相沢も吊り上げてた眉をすんなりと元に戻す。
そういう何気ないやりとりにコイツら付き合ってるんだなって今更思ったりする。
……なんて今は呑気に考えてる場合じゃないけど。
「それは認めてるわよ。だからこそ言ってるの! なんで焦って日菜の合意を得ないのかって……」
ぷいっと俺から視線を逸らした相沢がこう言って唇を尖らせた。
なんやかんやで認めてはくれてるんだよな……俺たちのこと。