続・シンデレラLOVERS ~AFTER三ヶ月目のジンクス~
「ほら。ボサッとしてないで謝って来いって。じゃないと日菜琉ちゃんの弁当俺らで食うぞ」
「絶対ダメだ!」
「わかったからさっさと行きなさいよ」
日菜琉特製の弁当を楯に二人して教室から俺を追い出してきた。
謝るなら早いにこした事はない。
相沢の言う通り、このまんま愛想尽かされたりしたら洒落になんねぇし……。
半ば走るような早足で俺は日菜琉の教室を目指した。
……そして出くわした光景に血の気が引く。
駆け付けた教室の前ではやたら近い距離で、男と喋ってる日菜琉の姿が飛び込んで来た。
多分クラスメートかなんかなんだろう。
それにしては……なんか耳打ちしたりしてやたら親しげに見える。
それを見ながら胸の中がなんかモヤモヤとする感覚。
葉琉日さんの彼氏と日菜琉が仲よさげにしてた時に似てる。
所謂……嫉妬ってヤツだ。