続・シンデレラLOVERS ~AFTER三ヶ月目のジンクス~
無意識のうちにキュッと善雅くんがわたしの制服の裾を掴む。
それくらい今の善雅くんは真剣で必死なんだ。
わたしだって……そんな善雅くんが愛おしくて仕方ないよ。
だから、
「っ!!」
「大好きに決まってるよ」
グッと精一杯背伸びをして、不安そうな善雅くんの顔に唇を寄せた。
たくさんキスをしたけど、わたしから善雅くんにキスをするのは一ヶ月の恋人ごっこの時に初めて善雅くんに好きだって以来だ。
驚いて目を見開いてる小さく囁いて、今度はわたしからギュッと善雅くんの体に飛び込んだ。
その途端、
「…………はぁぁぁっ」
特大の溜め息をついた善雅くんがその場にヘタリとしゃがみ込んでしまう。
その体にくっついてたわたしも同じようにしゃがみ込んで、視線がいつもより近くなった。