続・シンデレラLOVERS ~AFTER三ヶ月目のジンクス~
「ドキドキいってるね」
「そりゃ……まぁ。好きな娘が腕の中に居るんだから当たり前」
「……わたしも好きだよ」
段々と目が慣れて、俺の心臓に耳を当ててた日菜が上目にこっちを見てるのがわかった。
そしたら視線が重なって、にっと微笑まれたから堪らない。
「誘うなバカ」
「わっ!」
こんな状況で好きとか言うなよなぁ……。
笑いかけるとか反則だよなぁ……。
ただでさえいっぱいいっぱいの理性があっさりと吹っ飛んで、抱きしめていた体をコロンと組み敷いた。
葉琉日さんから渡されたアレを使うつもりなんかこれっぽっちも無かったけど……抑え切れる自信が無い。
体勢が変わって驚いてる日菜琉の唇にそっとキスして、徐々に舌を絡めていく。
「ふっ……はぁ……」
日菜はいまだにディープしたら息継ぎがあっぷあっぷしてて、視覚的にも聴覚的にすんごいそそられる。
ペロッと日菜の小さな唇を舌の先で撫で、解放されてトロンとした表情の日菜琉を見下ろした。