続・シンデレラLOVERS ~AFTER三ヶ月目のジンクス~

「どうして……そんなこと言うの?」



悲しいのと悔しいので泣きそうになった声が少し震えた。


それを察したのか彼が少し動揺して目を泳がせている。



「ごめんっ。ただ……水原さんに有宮は釣り合って無いと思ったから」


「…………」


「飽きて捨てられたりしたら嫌なんだ。君が」



有宮は女の扱いに慣れてそうだから。



そう言って申し訳なさそうに眉を下げる彼にきっと悪気なんて無いんだと思う。



「善雅くんはそんなことしないよ……絶対」


「…………」



やっぱり好きな人を否定されるのは悲しい……。



善雅くんはわたしが善雅くんを嫌いになるまでずっと好きでいてくれるって言ってくれた。


それにイルミネーションだって見に行ってくれた……本当の彼氏として。



だから。
例え釣り合って無いって言われたって、わたしは善雅くんの言葉を信じてる。



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