続・シンデレラLOVERS ~AFTER三ヶ月目のジンクス~

目の前の彼に一礼して立ち去った後。
足は自然と裏庭の隅にある裏門に向かっていた。



不意に見上げたのは小さな裏門。



……思えばここから始まったんだ、わたしたち。



傷付いたこともあったけど、善雅くんはわたしを選んでくれた。
好きになってくれたんだ。



だから、少しでも長く善雅くんの隣に居たくて……お姉ちゃんにお化粧とかいっぱい教えて貰った。


喜ばせたくていっぱいお弁当のおかずだって考えた。



ただ……笑ってる善雅くんの隣に居たいから。



それなのに。
なんでわたしは善雅くんに釣り合わないんだろう。



善雅くんの隣に居る自分を否定されてるみたいで苦しくて堪らないよ……。



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