続・シンデレラLOVERS ~AFTER三ヶ月目のジンクス~

「なんで遅かったの? 用事?」


「うん。ちょっと話してたから」


「……なんで紘也の隣なんだよ」



俺と相沢が睨み合ってるのを良いことに。
ちゃっかり近くから椅子を引っ張ってきた紘也が、さり気に相沢と自分の間に日菜琉を座らせる。



ちょっと待て。
毎回言ってるけど、普通は彼氏である俺の隣だろ。



慌てて日菜琉の椅子を自分の隣に引き寄せれば、



「座る場所くらい良いじゃない。小さい男ね」


「本当に」


「うるせぇな。なんて言われようと日菜琉は俺のだっ」


「俺の~!? 何様のつもりっ?」


「俺様善雅様」


「ちょ、ちょっと! みんな落ち着いて……」



恨みがましい相沢とにこやかな紘也のイジメがヒートアップ。



隣でオタオタする日菜琉が必死に二人を宥めてなんとか昼飯を広げるのが定例と化してる。



つーか、邪魔なんだよ。
この二人……。

俺は日菜琉と二人きりが良いのに。


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