続・シンデレラLOVERS ~AFTER三ヶ月目のジンクス~
笑ってるわたしを見た蒼ちゃんは、
「やっぱり日菜は変わってないな……だから」
さっきの彼氏だって、日菜のことが好きなんだろ?
こう付け加えてにっと笑ってみせた。
それを見たらなんか、さっきまでの寂しいのとか不安とかがすーっと消えて胸が少し軽くなる。
そうだよ。
あの時の一ヶ月を経て、それでも善雅くんはわたしを選んでくれたんだ。
「ほら、惚けてないで行こう。葉琉日が土産待ってるぞ」
「うんっ」
手招きする蒼ちゃんに駆け寄りながら、にっと笑みを返した。
……後でメール送ろう。
そしたらきっと、少しでも繋がってるって思えるから。
そう思って送ったメールが返って来なかったら、寂しさって倍増するんだ……。
いつまでも鳴らない携帯を見つめながら、募った不安で泣きたくなった。
……どうしてこんなに不安になるんだろう。
答えの出ない不安が頭をひたすら駆け巡っていた。