続・シンデレラLOVERS ~AFTER三ヶ月目のジンクス~

何となく食欲も出なくて朝ご飯を早めに切り上げて家を出た。



「はぁ……」



いつも芹華ちゃんが来る時間より早めに着いたマンションの下でぼんやりと壁にもたれ掛かる。



やっぱりメール来なかったな……。


あと少ししたら学校で会えるってわかってるのに。
頭の片隅でずっとわだかまりが消えてくれない。



つきたくない溜め息がさっきから止まらなかった。



「おはよう日菜」


「あっ、蒼ちゃん」



気が付くと、上下黒のスウェットを着た蒼ちゃんがわたしの前に居て、



「ランニング?」


「地元に戻った時限定の……だけど」



切れた息を整えながら、にっとわたしに笑いかけた。

それにつられて思わず笑顔が零れてしまう。


やっぱり蒼ちゃんの笑顔は変わらないな……。



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