続・シンデレラLOVERS ~AFTER三ヶ月目のジンクス~

「もっと相応しい相手が居るよな。日菜琉には」



昨日の奴、優しそうだったしな。
雰囲気も落ち着いてて……真面目そうで。


前にもなんか相談してたみたいだし。
日菜琉がアイツを慕ってるのがよくわかる。



わかってたことだけど、改めて口にすると余計にそう思えてきて落ち込む。



いつもなら今頃。
日菜琉が手作りの弁当を持って相沢とここに来て、一緒にご飯を食べてるはずなのに。



自分から時間を置こうって言い放った俺の前に、日菜琉の笑顔も弁当もあるはずがなかった。



「なんだそんなことか」


「……そんなこととか言うか。人が真剣に悩んでんのに」


「おまえに普通の恋愛が無理なんて世間の常識。今更なんだよ、そんなこと」



俺が弱ってるのを良いことに、紘也はペラペラと言いたい放題虐めてくる。



なんだよ。
それじゃあ俺は……初めから無理って思われてることを必死になってやってたってことかよ。



滑稽で情けなくて泣けてくる……。



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