ボーイ&ガール
放課後の図書室。
テスト前だけあって、たくさんの人がいる。
一応、銀河学園はエリート校だしね…。
毎年たくさんの人が国公立の大学に受かってる。
あたしじゃ大学は無理だけどね…。
「俺、トイレ行って来る。」
そう言って東野君は立ち上がった。
東野君が図書室を出るとすぐ、酒田君達はあたしに詰め寄った。
「なぁどうして地味っ子が稜と付き合ってんの?」
「マジで気になるんだけど!!」
「えっ……。」
そう言われましても…。
あたしのいじめを止めさせる為に学園長命令。
って言えないよね…。