ボーイ&ガール
「まぁ考えろ。悩め少年!」
「人事みたいに言うな。」
「はいはい。じゃ、俺帰るから。」
「おい!!」
稜を尻目に俺は家へ帰った。
恋愛とか俺あんまり詳しくないし。
―プルルル、プルルル
「はい。」
『あら朔真?』
「げ、母ちゃん…。」
何故母ちゃんが電話を…。
『仕事ちゃんとしてるでしょうね!』
「あぁ。つーか何か用?」
『あのねぇ~来週お母さん、東京行くから。』
「……は?」
母ちゃんマジ言ってんの?
『じゃ来週ね~』
「えっ…ちょっ!!」
はぁぁぁあ!?